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あほの坂田×うらたぬき
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あほの坂田side
コンコン…コンコン……
出ないなあ…勝手に入っちゃお。
「失礼しまーす…」
そっとドアをガチャ、と開ける。
うらたさんらしくない、すごく静かな部屋だった。
あ、もしかしてだけど本当にクッキー食べたのかな?
冷蔵庫の中を確認し、5つから4つに減っていた。
やったー!食べてるっ!じゃあうらたさんは…
ゆっくり音を立てないで進んでいく。
見慣れたベッドの上でぶっ倒れているうらたさんが目の前にいた。
恐らく睡魔に襲われたのだろう。
頭や背中をみるとぴょこぴょこと動くなにかがくっ付いていた。
耳と……しっぽ……?ってことは大成功!!
なんか怪しいかもしれないけど、とあるお店に入った時にさ……
[なんでも猫に変身!!]
っていうキャッチフレーズで売っていたサプリメントを潰してクッキーに混ぜて作ったんだけど……。
危ないものじゃなくてよかったあ!!
え、先に自分で調べろって??
だって説明書に愛情表現の行為をしなければ戻りません。って書いてあったし?
嘘だったらうらたさんが危ないって!?
た、確かにっ……考えてなかった……
わ、わかったからって!俺が悪かったですって!
反省の点も込めて……
もういっその事二人ともネコになっちゃう……ん?
あ、猫になっちゃうか…クッキー食べよっと……。
ぱくっ
我ながら美味しいなっ!チョコの味がいいわ……!
うらたさん起きないかな〜!わくわく!!
あぁ、忘れてた、っ……これ眠くなるんだった…
明日どうなるんだろ〜、俺、黒猫かぶちがいいな……。
で、うらたさんは白確でなって欲しいな。
ってことでベッド借りま〜す……おやすみ…
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