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そしてそんな日本の中心部である"東京"のあるチームとチームの境部分にイアホン耳にはめマスクをしフードを深く被った青年がいた。
灰色の服に黒のパーカー,下はジーンズに黒のスニーカー。首には黒のマフラー。
どこのチームにも属さない唯一の存在。
青年の名は…"キル"。
Nextcityから3歳の頃にここへ連れてこられた。
ここの仕組みは知っているもののチームなど面倒くさいものには入りたくない。
何事にも無関心と決めており面倒くさいことには敏感に反応しすぐ逃げる。そんな青年だった。
そしてこの青年,特殊能力者なのだ。
朱でも碧でも茈でも橙でもない。
1つ目は"声と目"。
キルの声は言霊となり相手も自分も動かせる。もちろん死ねと言えば命を奪うことも…。
キルの目は遠くまで見え,観たものを瞬時にコピー出来る。
2つ目は"治癒力"。
その名の通り怪我や病気を治すことが出来る。
それは死者をも生き返らされる能力。
しかし生命を操る能力には大きな欠点がある。
命に関わる命令や治癒をやればキルは自我を失う。
キル自身はどのような人格かは分からないが大変なことになるということだけは知っている。
"闇と光を司る者"という新たな能力。
しかしこれは誰にも言ってはいない。
理由は簡単。キル自身が面倒くさいからだ。知られればそれぞれのチームのヘッド達にも知れ渡る。
それが面倒くさいらしい。
キル「…はぁまた喧嘩かよ,面倒くさい」
そう呟きながら小銭を握り手をポケットへしまう。
いつも使っている店の近くで碧と橙の喧嘩が始まった。早く飯買って帰ろ。
フードを被り直し店へと脚を進める。
碧と言えばヘッドは頭脳派で計画を練って戦う。
橙と言えばヘッドは力が全てで恐怖を与え戦う。
ちなみに言えば,
碧と言えばヘッドは優しく相手を極力傷つけず戦う。
茈と言えばヘッドは緩いようで観察力と洞察力を使い戦う。
頭脳と力なんて相性最悪なうえ1番面倒くさい。
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