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店に付きパンやおにぎりを買う。
すぐそこで喧嘩をしているため店にまで声が聞こえる。はた迷惑なヤツら。
キル「((ボソッ…チッ,んで橙のヘッドがいるんだよ」
店員に聞かれない程度の小さな声で愚痴を漏らす。
橙のヘッドは面倒くさいランキングNO.1。あいにくコピーは出来るけど力の強さまでコピーできない。
敵だと認識されれば面倒くさいことになる。
少し店内で待っていよう。
そこそこ喧嘩が収まるのを…。
かれこれ20分。
喧嘩は一向に収まらない。
橙ヘッドは笑いながら人のことを殴る。
飛び散る血は地面にシミを作る。
商品棚で外からは見えない位置にいき店員には商品を見ているように誤魔化しながら喧嘩を観る。
何が楽しんだか。
人を殴るのも殴られるのも面倒くさいだけ。
殴れば拳が痛いし,殴られれば体が痛い。
マゾなのか?あいつらは…。
«♪。.:*・゜»
チッ他の客が入ってきた。
誰だよ,外で喧嘩してるのほって店に来るやつ。
あぁ俺もか…。
「あ?…先客かよ。お前どこのチームだ~?ガキがこんな所であぶねぇぞ?お兄さんといいことしよぉーぜ」
ぎゃはははと唾をとばしながら下品に笑うゴッツイ男。おでこには橙チームに所属している証の拳マークの刺青。
キル「…」
「シカトかあ!?調子乗ってのんか?チビ」
橙は喧嘩っぱやい。
ほんと迷惑極まりない。
キル「邪魔なんだよ脳筋」
「んだとこら…もういっぺん言ってみろ」
キル「耳の機能まで筋肉にでもなってんのかよ,邪魔だって言ったんだよ」
「こんのガキが!!調子乗ってんじゃねぇ!!」
いきなり殴りかかってきた男の拳を避ける。
確かに男だけになってから平均身長が伸びたからって人のことをチビと呼んで言い訳がない。
キル「"邪魔だ,外の喧嘩に加わってこい"」
「ッッ……はい」
男は拳を下げ外へと向かった。
観てみれば俺が言った通り喧嘩へと加わった。
店員には俺の声は聞こえてない。
そんな大きな声は出さない。変に目立つのは面倒くさい。
店からこっそりと出る。
家路には喧嘩をしているところはなかった。
付いた家は家と言っても薄汚れた場所。
チームとチームの境なんて普通人は来ない。
そして元は綺麗だったであろうビルの2階の部屋に買ってきた掛け布団などを置いている。
ちなみにここは橙と碧の境。
本当に面倒くさい。今度移動しようかな。朱と茈の境に…。
そんなことを考えながらおにぎりにかぶりついた。
明日は川にでも行って体を洗お。そう思いながらキルは眠りについた。
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