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タオルと着替えの下着を持って家の前にある川へと行く。朝早くから起きているやつなんてそう居ない。
一応川を観といだけど人も居ない。
川につき服を脱ぐ。
喧嘩をしなければ汗もかかない。
服が汚れることなんてめったにない。
キル「ふー…」
川に入り適当に体を流す。
太陽の姿なんてWorldcityでは見られない。
年中秋のような天気。水も冷たい。
あまり長居は出来ないな。
川から上がり持ってきたタオルで体を拭いていく。
そういやぁ今日って月に1度のヘッド達が集まる日だったけか…。面倒くさいことにならなければいいけど無理かな。
服を着て髪の毛をわしゃわしゃと服。
拭く時は目に水や髪が入るから目を閉じる。
「誰だ?そこにいんの」
キル「ッッ」
後から声が聞こえ振り返る。
そこに居たのは橙のヘッド"ミズキ"。
幸いお互いの顔が見えるほど近くではなくぼんやりと誰かがそこに居るのがわかる距離。
一目散にその場から逃げる。
後から「おい!!まちやがれ!!」と聞こえたが無視だ無視。脳筋共には言葉なんて通用しない。
川は建物が建っているところより低い位置にある。
階段がなければ上がれない。
橙のヘッドが手こずっているうちに家に帰る。
キル「あぁー…最悪だ。今までの苦労が,13年間誰にもバレずに頼らずに生きてきたのに!!面倒くさいことになっちまった」
たまたまあったやつをいちいち気にするような奴でもないと思うが念の為場所を移動しないといけない…。
他の境と言えば朱と茈,茈と碧。
朱と茈…かな。1番喧嘩が少ない。
歩いてここから反対側に行くとしても遠い。
もともと荷物なんてほとんどい。掛け布団と言ってもタオルのようなもんだしリュックに入れれば全部収まる。
………ん?
マフラーがねぇ。
まさかあそこに忘れて来たとか?
川を観てみればそこにはもう誰の姿もなかった。
そしてマフラーも…。帰って来た道を観てもやはり落ちていない。最悪だ。
どうやら今日は俺にとっての厄日らしい。
はぁ,とりあえず移動するか…。
面倒くさいがリュックを背負い目を使いながら面倒くない道を選択し朱と茈の境を目指すことにした。
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ミズキside
ミズキ「んだよ…声掛けただけなのによ」
珍しく早くに目が覚めちまったから昨日の喧嘩の汚れを落としに川へ来ていた。
能力を足にためればどんな距離だろうとそこそこ早く来れる。
そうして来てみれば少し遠くにここでは随分小柄な少年?青年?が立っていた。
ミズキ「俺のチームなら逃げるわけねぇし…理系メガネのチームか?」
ここはあいつとの境だし。
ミズキ「ん?これは…マフラー?」
ガキがいた所に行くと黒いマフラーが落ちていた。
あのガキのか?つっても,もういねぇけど…。
ミズキ「甘い…」
マフラーに鼻を近ずければほのかに甘い香りがした。ここでは珍しい小柄なガキ。しかもマフラーからは少しの血の匂いすらしない。
ミズキ「帰るか…あーめんどくせぇ!!今日は集まりがあるじゃねぇか」
喧嘩してぇー。
そんなことを考えながらアジトへ帰った。
マフラーを持って。
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