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Vivre dans la révolution~革命に生きて
スキャンダル
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新聞社。
そこは、カミーユが寄与している場所だ。
フレデリックは、その現場に入っていく。
「カミーユ、特ダネだ!」
「え?ルイとディディエ・・・やっぱり、デキてたんだ・・・!?そうか・・・こいつは面白い」
「それでなんだが。一発、書いてやってくれよ?」
「お安い御用さ」
カミーユはフレデリックの意図を簡単に理解していた。
二人は綿密に打ち合わせをして、フレデリックの下でカミーユは早速、ペンを走らせた。
しかし、思うような文章に仕上がらない。手探りの状態だ。
そして、ようやく、原稿が仕上がった。
「ふむ・・・中々の文章じゃないか。これで決まりだな」
「順調にいけば、だ。早くて、火曜日あたりだろうな」
そのとき、エベールが現場に来ていた。
「Bonsoir」
「カミーユ。原稿書いているのか?お、中々の文章じゃないか。今、俺の部下も一緒だ」
エベールは部下と一緒だった。
「はじめまして、デ=ムーランさん。エベールさんからデ=ムーランさんのことを聞いています」
カミーユはエベールの部下に自己紹介を済ませる。そして、フレデリックを紹介する。
「こいつは、フレデリック・デュソワール。フレデリックは代々貴族・政治家の御曹司で、頭の切れるスポークスマンだ」
カミーユはフレデリックを紹介をする。
そして、エベールの部下と固い握手を交わした。
「ふむ・・・なるほど・・・やはり・・・そうだったか・・・」
カミーユの原稿を見たエベールは不気味な笑いを浮かべていた。
「フレデリックは現場をしっかりと見たんだ」
「なら、嘘はないだろう」
「デ=ムーランさんの原稿を責任もって、印刷させていただきます。今からですと、月曜日に間に合うかも知れませんね」
「Tres bien!」
早速、カミーユの原稿が手配された。
「ルイ・アントワーヌ・レオン・ド・サン=ジュストはやはり、怖い男だ・・・あろうことか、王党派のディディエ・メンディーとそういった関係だったとは。革命の大天使は今でこそ、革命の堕天使。どこまで堕ちるか楽しみだ・・・」
フレデリックたちは冷ややかに、週明けの発表を見守ろうとした・・・
******
作者yunaより。
遂に、フレデリックが動き出します。
フレデリックは、カミーユに特ダネを持ち出します。そこに、エベールも出現。
次回、衝撃展開です。
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