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はじめまして。7
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俺たちは会社の前で待ち合わせをして合流した。
「あの、すいません。
居酒屋に行く前に買い物に付き合ってほしいんですけどいいですか?」
「全然構いませんけど、どなたかへのプレゼントか何かですか?」
「えぇ。彼女が明日誕生日なんです。
それで、笹倉さんセンスよさそうだしなにかアドバイスもらえるかなって思ったので…。」
「ご期待に添えるかはわからないですけど、俺でいいならお付き合いしますよ。」
「ほんとですか!ありがとうございます!」
俺の思った通り笹倉さんはハイセンスで喜んでもらえそうなプレゼントを買うことができた。
スーツを着た男二人がアクセサリーショップで真剣に悩んでいる姿は後になって考えるとなかなか面白くてつい笑ってしまった。
急に笑い始めた俺の様子を見て頭にはてなマークを浮かべる笹倉さん。
「…すいません。
なんかスーツ着た男が二人して真剣にアクセサリー選んでるの考えたら笑えてきて。」
「あぁ。そういうこと。確かに、面白いかも。」
ちなみに喋り方が変わっているのは笹倉さんの提案で、仕事じゃないから楽に話そうということになったからだ。
そして俺は笹倉さんのことを颯斗さん、颯斗さんは俺のことを棚木くんと呼ぶことになったんだけど、なんで俺だけ下の名前で呼ぶのかと思い颯斗さんに言ったけどうまくはぐらかされてしまった。
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