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はじめまして。10
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タクシーを拾おうかと思ったけど、棚木くんの家がわからないのでとりあえず駅まで歩いていくことにした。
しばらくすると背中からスース―と規則正しい寝息が聞こえてくる。
~♪~♪
着信音…?
…俺のじゃないし、棚木くんの携帯か。
近くにベンチがあったので一度棚木くんを降ろして棚木くんの携帯を見させてもらう。
”千晴”
性別の判断がしにくい名前で戸惑ったがとりあえず棚木くんの知り合いなら誰でもいいと思い、棚木くんに心の中で謝りながら電話に出る。
「もしもし、修?
まだ帰ってこないの…?ねぇ聞いてる?」
「あの、棚木くんと同じ会社の笹倉といいます。」
「あ。どうも。修の彼女の横沢千晴です。
あの、修は?」
「一緒に飲んでたんですけど酔ったみたいで今寝てしまって…。」
「すいません。ご迷惑おかけしました。」
「いえ、俺が誘ったので…住所教えて頂けたら送りますよ。」
その後、無事に棚木くんの住所を教えてもらいタクシーで送り届けることができた。
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