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衝撃。4
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「ただいまー。」
「おかえり。修。」
家に帰ると朝の雰囲気を感じさせない千晴が出迎えてくれた。
それでも、何か浮かない表情をしている。
「ごはんちょうどできたから、一緒に食べよ。」
「おう。」
いつも通りの会話を済ませ、やはり俺の考えすぎだったのかな。と思っていると千晴が真剣な顔をして「話したいことがあるんだけど」と言ってきた。
「…なに?」
「あのさ、私ね好きな人ができたの。だから…別れてほしい。」
頭を強く殴られたような衝撃だった。
千晴から別れようと言ってきたのになぜ本人が泣きそうなのだろうか。
「俺じゃダメだった?」
「…ごめんなさい。」
「なんでそこで謝るんだよ…。
………わかった。別れよう。」
「ごめんなさい。今までありがとう。
これ…私受け取る資格なんてないから貰えない。」
そう言って差し出されたのは、今朝渡したプレゼントだった。
もう何も考えれなかった。。
その後、家にいても気まずいだけだと思い俺は財布と携帯を持ち家を出て晴也に今から飲むぞとメールを送った。
朝になれば千晴はきっと家を出ていくはずだ。
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