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衝撃。8
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笹倉side
本多に呼ばれ指定された居酒屋へ行くと泣きながら酒を飲む棚木くんがいた。
詳しく話を聞けば彼女にフラれたのだと言う。
話を聞き終わってこれ以上棚木くんの悲しそうな表情は見ていられないと思い、俺のおごりで棚木くんの慰め会が始まった。
この前一緒に飲んだ時も思ったのだが棚木くんは決してお酒に強いほうではないのに、周りの人のペースに合わせて飲むタイプだ。
本多の話を聞いたところ飲み会等ではある程度飲んだら自分でセーブをかけるらしいけど2回一緒に飲んで2回とも酔いつぶれている。
一応酔いつぶれるレアな棚木くんの姿を見れてると思うとなんだかうれしい。
「修寝ちゃいましたね。
普段俺と飲んでても寝るほど酒飲むなんてないのに…よっぽどショックだったんすかね。」
相変わらず少し他人行儀な本多。
こいつは少し扱いずらいから俺から絡みに行こうと思うタイプではない。
「まぁ、四年間も付き合ってたらショックも大きいだろうね。」
「笹倉さん修のこと好きなんですか?」
「ん?好きだよ?」
「あ、いや、likeじゃなくてloveのほうです。」
それは、恋愛感情としてって意味だよな?
俺は…棚木くんのことが好き?
それはただ見ていてほっこりするからであって恋愛感情なんかじゃない。
「んー。違う、かな。」
「そっすか。」
何だったんだろ今の。
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