アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
衝撃。9
-
その後会計を済ませ棚木くんをどうするかという話になった。
「修の家…に連れて帰るわけにもいきませんよね。」
「…そうだね。」
「…俺、実家暮らしなんですよ。」
「…わかったよ。俺の家に連れて帰る。」
「ほんと何から何まですいません。
ごちそうさまでした。」
去り際本多は俺に、「そいつ起きたら何するかわかりませんよ。」と意味深なことを言ってきた。
前に何かあったのだろうか。
とにかくこのまま店の前にいてもしょうがないのでタクシーを拾って棚木くんを俺の家まで連れて帰った。
家に帰り棚木くんをベッドに降ろすと、んぅ…。といいながら棚木くんが起きた。
しばらく様子を見てると完全にお酒は抜けていないようだ。
俺としては寝ている状態で服を着替えさせるのは結構大変なので起きてくれたのはありがたい。
「棚木くん、服これしかなくて悪いんだけどこれに着替えてくれるかな?
スーツしわしわになっちゃうし。」
「颯斗さん…?」
俺に気付いてなかったのか話しかけるとなんでいるの。みたいな表情で俺を見つめてくる。
「ここは俺の家だよ。
棚木くん酔って寝ちゃったから…。」
その返事に納得したのか、着替えようとする棚木くん。
酔っているからなのかシャツのボタンに悪戦苦闘している。
「…。颯斗さんやって!」
自分では無理だと判断して俺に頼む棚木くん。
いつもと違う雰囲気を纏っていてクラっとする。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 136