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全て内密に。2
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「あ。笹倉さん、おはようございます。
一昨日は修まかせちゃってすいません。」
「いいよ。気にしなくて。
まさか、棚木くんが酔ったらあんなになるなんて思わなかったよ。」
「へぇ…。どんな風になったんですか?」
ニヤニヤと俺の様子を窺いながら尋ねる。
もうここまでくると俺は諦めるしかない。
「それは、本多くんもよく知ってるんじゃない?」
「えー。まぁそうですけど…。」
上手くはぐらかしてくれたので少しだけホッとしたが、次は颯斗さんが少しニヤッとしながらこちらを見てきたのはあえて気付かないふりをした。
これ以上ややこしくされたら困る…!
そんなことを話していたら晴也は部長に呼び出された。
去り際颯斗さんに何かを言っていたが俺には聞き取れなかった。
「さて、俺もそろそろ仕事に戻らないとな…。
あ。棚木くん。警戒するべきなのは、俺だけじゃないかもね。」
「それってどういう…ってもう居ないし。」
何なんだ、晴也も颯斗さんもよく分からない行動ばかりするのは。
しばらく考えていたが結局、答えは見つからず諦めて仕事を始めた。
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