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変化。2
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「…棚木くん?どうしたの?」
急に顔を背けた俺を不思議に思ったのか不安そうに話しかけてきた。
「え…いや、なんでもないです。」
それにしても、何故だろうか。
さっきから、颯斗さんに話しかけられる度に心臓が速くなってる気がして何だか凄く苦しく感じてしまう。
しばらくして、俺が落ち着いてきたのを見た颯斗さんがそろそろ帰ろうと言ったので仕事は多少残っているが朝イチで頑張ればなんとかなる量だったので、俺は家に帰った。
「はぁ……。」
家に着くなり思わずため息が漏れる。
今日1日でいろいろありすぎた…。
晴也はからかってくるし、松崎さんには襲われるし…。
でも、まぁ千晴のことを気にしている暇なんてなかったから良かったのか?
あぁ、俺の平々凡々な日常は一体どこへ行ってしまったんだ。
それと給湯室の時から颯斗さんに感じてる気持ちと似た感覚を俺は知っているような気がするんだけど、それが何なのかが分からない…。
考えても考えても答えなんか出るはずなくて、結局俺は途中で思考を停止して眠りについた。
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