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変化。6
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でも、母さんはいつでも俺の味方でいてくれた。
兄にはない俺のいいところがあればどんな小さなことでも褒めてくれた。
幼かった俺は親父に認められると言うよりか、母さんの笑顔のために頑張った。
「修、あなたはお兄ちゃんと違ってもいいの。
それが当たり前。
でもね、お兄ちゃんも修も翔真も私たちの大切な子供なの。」
このセリフは母さんの口癖だ。
母さんは、おしとやかな雰囲気を持っているが実際はかなりパワフルで勉強の息抜きという理由をつけては俺達三兄弟を連れ外出したりしていた。
親父もプライベートでは母さんに勝てないらしく、外出の際は毎回上手く丸め込まれていた。
俺にとっては、唯一なんでも相談出来る家族なのだ。
そんな母さんが倒れたときいて仕事もろくに手につかなかったが、なんとか終わらせ急いで病院へと向かった。
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棚木 翔真《しょうま》
24歳 修の弟
修に対して恋愛感情を持っている。
性格に難アリ。
棚木 浩太《こうた》
30歳 修の兄
頭もよく運動もできる完璧人間のように見えるが、弟と話したいのに接し方がわからなく悩んでいる。
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