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繋がり。10
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「俺さ、いつからかはハッキリ覚えてないんだけど颯斗さんに会うとたまに胸が苦しくなったりドキドキするんだよ。
あと、颯斗さんの笑顔がキラキラして見える。
これってなんなのかな?イケメンオーラなの?
…話がズレたけど、とりあえず颯斗さんに会うと苦しくなるからなるべく会わないようにしてる訳。
自分でもなんかもう、よくわかんなくなってきちゃって。」
俺の颯斗さんに対して感じていたことを伝えると晴也はニヤニヤしていた。
「…なんてマヌケな顔してんだ。気持ち悪い。」
「酷っ!
ていうか、修それってさ…恋、じゃないの?」
こい?コイ?鯉?……恋……?
俺が、颯斗さんに、恋、してる…?
「…んで、そうなるんだよ。」
「えーと。じゃあ、千晴さんと付き合ってた頃のこと思い出してみてよ。
修が颯斗さんに恋をしているならその時と同じ気持ちを味わってるはずだよ?」
確かに晴也の言っていることは一理ある。
付き合ってた頃のこと…。
千晴に会えるだけで嬉しくて苦しくて、会えないと寂しくて苦しくて…。
千晴の笑顔が見れるだけで幸せでドキドキして。
苦しい…ドキドキ…あぁ。そうだ、俺が謎の感情に懐かしさを感じたのはそういう事だったのか。
……でも、本当に颯斗さんに好意を抱いているのだとしても颯斗さんは男だし俺も男。
別に俺は男が好きとかそういうのは一切ない。
今までお付き合いしたのは全員女性だし、その全員にきちんと恋愛感情だって持っていたから、男が好きだなんて簡単に認めれるわけない。
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