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番外編 3
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俺は料理は本当に簡単なものしか作れないので晩御飯作りは颯斗さんがやってくれた。
なにか手伝おうとはしたのだが「いいから座ってて。」と言われたので大人しく待った。
「棚木くん出来たよ。」
「おぉ〜!すげぇ!」
見た目はお店で出てくるものと変わらないくらいクオリティの高いビビンバ丼が俺の前に置かれた。
食欲をそそられる匂いにつられて俺の腹の虫も鳴った。
「…っ〜!!」
「待たせてごめんね。食べよっか。」
「いやいや全然!
おう!いただきます!」
久しぶりに食べるビビンバ丼は、コチュジャンが程よく効いていてピリッと刺激的な味を温泉たまごが程よく中和していてとても美味しかった。
食事をしながらふと昼間の出来事を思い出してニヤニヤしていると颯斗さんにどうしたのかと聞かれてしまった。
「いや今日さ──」
俺は昼に聞いた話を颯斗さんに話した。
「まさか棚木くんの耳に入るとは思ってなかったよ。
でもまぁホントのことだからね。」
そう言って俺の事を見つめてくるその目はとても優しくて俺の心をいとも容易く奪い去っていった。
「颯斗さん、それは…ずるい。」
「え?なにが?」
無意識にイケメンを発揮する颯斗さんに俺の心臓はもうキャパオーバーだ。
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