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004.五位堂慶
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王子様級のイケメン君が少し微笑むたび
クラスの女子は
とろけたような笑顔になる。
いつもは険悪そうな顔してんじゃん!
必死に髪型を整える奴までいた。
うわ?王子様級イケメン君のパワァすげぇ。
「じゃあお前の席そこな」
ピチピチTシャツゴリマッチョが
俺のいる窓側の反対方向を指差した。
その辺の女子は大はしゃぎ。
俺の周りは小言が聞こえる。
うわぁ悪魔じゃん…女子こえぇ
「よろしくねぇ?慶くんっ!」
もうアタック始まってるわ←
1人の女子が
王子様級イケメン君にこれでもかと言うくらい近付いて言う。
いきなり下の名前呼びかぁ…すげぇ…
「あ、あぁ、よろしく」
ははは、やっぱ困ってんな。
と内心笑いながら王子様←イケメン君を
見ていると
ニコッ
こっちに向かって微笑んできた気がした。
気のせいか
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