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013.騙された
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見てみる?と言って、ピカピカのスマホの画面を俺に向ける。
そこには
うさぎの写真があっただけ。
……………………え?
うさぎ?俺ちゃうやん。
とりあえず助かった…のか…?
「ぷっはははははは!騙された?
撮ってないよ?撮った音出しただけ
これ実家のうさぎ、可愛いでしょ」
なんだこいつ…まじ一休さん←
トンチかよ……超一休さん←
「ごめんごめん、ちょっとからかっただけだよ」
笑いながら手をパタパタさせて言ってくる。
なんか恥ずかしくて顔があっつあつ
いつの間にか俺の息子も萎えていた。
俺の長所→収まりが早いとこ!!
「おまっ、まじで!度がすぎるっつーの!」
「ふっははははは!いやぁだって可愛いんだもーん」
何をヘラヘラしとんねん笑うな。
「この悪魔っ!強姦魔!さわんなボケ!」
ムカついたからめちゃくちゃに言ってやった。
なんか俺の顔は真っ赤で
でも体の熱さはなくなっていたし助かった。
「っはははは!ひどー」
なにがひどーだよ。
ひどいのはどっちだってんだ。
ひとまず俺はこれで助かったのである。
「じゃ、改めて、俺は五位堂慶
慶でいいよ、よろしくな伊澄」
王子様スマイルで言ってくる。
切り替え早いな。
「お、おう?よ、よろしく慶」
え?あんなことされたのに怒ってないのって?
いやなんかめんどいし…
そこまで怒ることじゃないだろ?
え?心広い?
え、まじ?ありがとっす←
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