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020.走る
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慶side
俺の行動は早かった。
昼食時間のチャイムがなると同時に弁当を持って教室から音も立てずに走る。
音も立てずに走るって結構難しいんだからな。
飯時のうるささは本当にごめんだ。
飯くらいゆっくり食べたいし。
え?お前ナルシストかって?
違うし!しゃあないやろ!!
案の定女子たちどころか気持ち悪い男子も追っかけて来た。
「慶くぅーん、どこいるの??」
「五位堂くんっ!僕と共にお昼ごはんでもっ!」
誰や弁当でプロポーズしてくる奴は。
そんなことを考えながら柱の陰に隠れていると、ちょっと先に伊澄と猫背の奴がいた。
ナイス!かくまってもらおう!!
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