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022.飯る
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「俺、五位堂慶ってんだけど君は?」
たまごやきを口に突っ込みながら慶が拓磨に話しかけた。
「くろかわ…たくま…」
拓磨は超人見知りだ。
声ちっさ!
「ふぅーん拓磨ね、よろしく拓磨」
聞こえたんだ!!すげ!
「で、拓磨きみは伊澄のなんなのかな?」
黒い笑みで拓磨に言う慶。
拓磨はびっくりして
でっかい目をでっかく見開く。
「…………?」
眉をハの字にして首を傾げる拓磨。
「な、なに聞いてんだよ慶!」
「なにって関係?」
はいまた質疑応答ーー
「関係って…友達だし!普通だろ!」
本当まじなに聞いてんだこいつは…
馬鹿な俺でも呆れるわ…
「あっ、そうなの!?よかったぁ?」
ホッとしたような表情で胸に手を当てる慶。
なにがよかったぁ?だよ!
なに言うかと思ってハラハラしたわ死ぬわ!
「………なんで…そんなこと聞くの?」
うぉっ!珍しい!拓磨が初対面の人に話しかけるなんて。
「ん?いや、付き合ってんのかなぁって」
……………………はい?
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