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046.拓磨のお話
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拓磨side
オレは二時限目の終わりに
急に知らない三年生に呼ばれて
「昼休み生徒会室に来い。生徒会長が呼んでいる。」とだけ言われた。
な…なんの用で、せ、生徒会長…?
だ、だれ生徒会長って…
こ、怖い…けど行かないとかな…
「拓磨?!慶?!行くぞほら!」
昼休みになって、伊澄がオレと慶に声をかけてきた。ど…どうしよう…伊澄になんて言えばいいんだろ…
近くで伊澄と慶がわちゃわちゃ喋ってる。
ど…どうしよう…なんて言えば…うぅ…
「わかったわかったごめんごめん。
あ、拓磨?早く行くぞ?」
「あ…お、オレ今日はちょっと…せいとかぃちょ…………」
あ…緊張してまた声ちっさくなった…
まぁ伊澄はいつもちゃんと聞いてくれてるから大丈夫か…慶も耳がいいみたいだし。
「あぁ、そうなんだ。わかった、じゃあな?」
伊澄も慶も深入りせずにその場を後にしてくれた。そのほうがオレも助かるし…
伊澄たちが教室を出て行った後、オレも教室を出て、屋上とは反対側に歩いた。
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