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050.拓磨のお話-ビビる-
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拓磨side
「この学園の一部の男子生徒が、
あなたに好意を抱いている。」
……………………………………?
全く意味がわからなくて首を傾げる。
「意味が分からない、と言う様な顔だな。つまりだな、簡単に言うと、拓磨、お前は今モテ期なんだよ。男のな。」
「……はっ?」
低い声で生徒会長が言った言葉に
思わず間抜けな声を出してしまった。
生徒会長はうーん、と頭を抱えた。
オレは生徒会長の言ってる意味が理解できない…
モテ期…だれのなの…とりあえずオレじゃないし……
あぁ…目が回る。
「い、意味が…わかりません…」
生徒会長におそるおそる言ってみると
またうーん、と唸った。
すると何か思い付いたのか、生徒会長がオレのすぐ目の前、もう殆ど隙間がないくらいに近付いて来た。
思わずビビって固まってしまう。
な…なに…ちょっと近い……
生徒会長はオレよりもずっと背が高くて、オレが生徒会長を見上げる形になる。
すると急に生徒会長の右手がオレの頬に触れた。
な…なに…!?
さっきよりももっと固まって、全く動けない…。
「だからな?拓磨、この学園の男がな、お前のことこんな風に思ってんの。」
生徒会長が言った。
その瞬間、オレの目の前が暗くなって、唇に何か柔らかい物が触れた。
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