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055.拓磨のお話-そのころ-
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俺はいつものように屋上に上がり、慶とふたりで弁当を食べていた。
いつもと違うのは拓磨がいないこと。
「拓磨、なにしてんだろうなぁ…」
ボソッとつぶやいた。
「さぁ?でも生徒会室ってすっごい広いんだって。そこでお昼ご飯かな…うらやま…」
へぇ…生徒会室ってすっごい広いのか…
そりゃあ金かかってそうだもんな…
前に生徒会室のドアの前通ったけど、ドアってより扉だもんな…
開けゴマ!な感じみたいな?
いくらかかってんだか…
まぁとりあえず、悪いことじゃなさそうだからいいよね。
「あ、唐揚げ。へへっ取ったりぃ?!」
ぼっーっと考えていると横から箸が伸びてきて唐揚げ持ってかれた。
「なにっ!?きっさまぁああ!!」
くっ、今日のメインをパクられた…
こいつのおかずも狙ったる…
俺たちは、慶の転校初日とは違い、仲良く弁当食っていた。ってか食われてた。
拓磨にあんなことがあっているのも知らずに。
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