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060.拓磨のお話-心配-
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拓磨side
「ね、ねぇ…尚樹くん…」
「ん…なんだ?」
体から力がぬけて
ぐったりと尚樹くんにもたれかかったままオレは声を出した。
なんかもう最初みたいな緊張感もなくて、
いつの間にか、伊澄と話すくらいの声の大きさにまで声が出る様になった。
っていってもまだ小さいのは確かだけど…
「あの…これ、伊澄と慶に言っていい…?」
「ん?なんのことだ?」
っ???/////
わかってるくせに…
「つ…付き合う…てこと…」
「なっ…………////////」
え…ホントに何のことかわかってなかったの…
「え…あ、あぁいいけど、
でも、周りに広まったりしないだろうな?」
あ…やっぱ心配なんだ…
モテモテだもんね…
なんだか気分が落ちて来た。
暗くなって俯いていると、尚樹くんがオレの顔を覗き込んで来た。
思わずビクッてなっちゃった…
すると尚樹くんがオレの顎をそっと右手で持ち上げて、
「大丈夫だ、お前は俺が守るから。
だから心配すんなって。」
クールに言ってそのままキスされた。
触れるだけのキス。
これが心地いい。
「……………ぅん……」
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