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061.拓磨のお話end
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「ぅぇえええあえぁえええぉおおおおおぅぁえぇあ?○♪@☆〒*×◆!?!!?!??」
俺の口からあり得ないくらいの
大声(吐き声か?)が出た。
最後の方もうげろげろだぜ。
吐いてないけど…
そもそもなんで俺がこんな声が出したかと言うと………
__________________________________
四分前…。
「あ、拓磨!お前を授業も出ないでどこいってたんだよ!もう授業終わったぜ?」
HR前に拓磨がふらふらと戻って来たから、
思いっきり叱りつける。
「ご、ごめん…」
ほんっと心配したし!
「お前今までずっとどこ行ってたんだよ。」
ずっと生徒会室…な訳ないよな…
保健室か…?
「せ、生徒会室…」
生徒会室かよー!!!!
「お、おう、そうか、で何してたんだ?」
なんかあったんだろうけどやーっぱ気になる。
あ、そういえば慶は、かわゆい女子達に捕まったお☆
ぎゃぁああああああ!いぃずみぃいい!!
って嘆いてたな…
シカトかましてやったけど。
で…拓磨の話だったよな…
「あ、ぁの…えっとね…」
「う、うん…」
な、なんだなんか訳有り気な感じだな…
「えっとね……」
「お、おう…」
これはっ…!絶対なんかあった感じの言い方だな…
「あ、ぁのね…えっとね…」
「お、おう…」
た、溜めが長いな…
「あ、ぁの…あのね…」
「ぅわぁあああああああ!!!
長ぇんだよ!どんだけ勿体振るんだよ!」
こ、コイツ、溜めすぎだっつーの!!
「ご、ごごごごごめんっ!!
言う、言うからぁ?!!」
俺の大声に半泣き状態の拓磨。
「おう!とっとと言ってくれ!」
「ぇっと…お、オレ…
せいとかぃちょと…つ、付き合ぅ…」
「は?」
俺の間抜け声。
_________________________________
それで、今の俺に至るわけ。
せ、せせせせせせ生徒会長と付き合う!?
た、拓磨にしちゃ無理な冗談を、
「っはっははは?冗談言うなよ?
誰も騙されないって?」
さっすがに見え見えな冗談だぜ?。
「じ、冗談じゃない…」
「っははは冗談きついぜ?俺でもわかんだからよ?」
笑ってやりすごそう。
「冗談じゃないってば…」
「さすがに見え見えな手だぜ拓磨っ!」
気色悪いウインクをくらわす。
「冗談じゃないって!」
「っははははは?」
もう笑う。
「冗談じゃねぇっつってんだろうがぁあああああ!!」
!!!!!!!!!!!!!!
あ、やべ…忘れてたけど、
拓磨キレると死ぬほど怖いんだった…
いつもの弱々しい口調とはうって変わって
超大声にくっそ口が悪くなる。
や、やべぇ…超こぇええ……
「ご、ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!
信じます!信じます信じます信じます!」
必死に謝罪する。
「………冗談じゃないってば…」
あ、いつもの拓磨に戻った。
え…?ってことはあれホントなわけ?
「なぁあにぃいいいいいいいい!?」
俺は頭を抱えてうなだれたのだった。
拓磨編end
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