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▷072.真剣勝負?
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「っしゃー!!いちぬけっ!」
広い広い生徒会室に俺の声が響く。
「えー伊澄もうあがったのー?
伊澄が負けて罰ゲームで色々やらせる計画だったんだけどー」
「変なこと言うな」
手に持ったカードをぺらぺらさせながら慶が言った。
「拓磨、月島は仕方ないから五位堂をぶっつぶそうな」
そう言って拓磨の頭を撫でるのは拓磨の恋人で生徒会長の證尚樹さんだ。
俺は生徒会長ってよんでるけどな!
え?生徒会長とどこで知り合ったんだよって?
そりゃあもち拓磨に紹介してもらったんだよ。拓磨にデレデレらしいな会長。
「ぶっつぶせるもんならぶっつぶして見てくださいよっ!か、い、ちょ?」
なんだこいつ。
俺に言われてる訳じゃねぇけど腹立つわ。
そんな腹立つこと言ってる長身で細身でイケメンで頭よくて運動神経いいやつ…は?別に褒めてねーし!だまれっ!褒めてないんだってば!
ま、とにかくこの嫌味なのが
お、俺の…か、かれし………なわけで……
くっそー!!!!
超恥ずかしいんだけど/////
なんで俺こんなやつがす…好き…なんだよ…
「ぁ…あがった……」
生徒会長の横ですっげぇちっさい声でなんか聞こえた。たぶん拓磨だ。
「おぉ!拓磨あがったか!さすがだ可愛いぞ!!あとで目一杯可愛がってやるからな!」
と言って拓磨に抱きつく生徒会長。
「ゃ…ゃめてよぉ………」
その横で照れてる拓磨。
「は!?まじ!?あと俺と会長だけじゃん!やだ〜楽しくないよー
伊澄〜あっちで楽しいことしよ?」
「だまれよ変態!」
「貴様ぁ…俺との勝負が楽しくないだと…
その言葉、後悔させてやるわ!」
一気に生徒会室がうるさくなった。
「…なおきくん…がんばて……」
ちっさい声で拓磨の声援が聞こえた。
相変わらず滑舌がわるい。
「うぉっしゃぁああああ!!
俺絶対勝つからな!拓磨ぁっ!」
熱くなった生徒会長の声が熱気に包まれ
一気に生徒会室が暑苦しくなった。
「伊澄〜!俺も応援してよ〜」
は、だまれ、しねぇし、誰がするかボケ
「が…がんばれ……」
あれ?思ってることと言ってることが
逆ですよ俺氏??
「わ…びっくり、本当に言ってくれるとか……」
「わ、悪いかよ!だったらもう応援しねぇぞ!」
なんか恥ずかしくなってしまった…。
「うわぁなんかリア充じゃん?お前ら
月島ツンデレかよwwww」
誰や俺のことツンデレとかリア充とか言っとるやつは。
会長かよ笑
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