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076.ぷんぷん丸な伊澄
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「ンん…ぁ…ゃ、やめっ…け、いっ……」
壁に押し付けられ、逃げ場がない状態で唇を深く貪られ、俺はまた息が出来なくなる。
苦しくて離れたくても、腰と頭の後ろはしっかり掴まれていて動かすすべもない。
「……ん…んぅ…ふ、ぁ…っはぁん……」
だめだ、いやいやって言ってもやっぱり慶のキスは心地がよくて抵抗しようにも出来なくなる。
ドアがしまってて少し薄暗い教室の中で、
窓から漏れる光が慶の顔を少し照らしてた。
だんだんと息が苦しくなって、そしたら、これでもかって言うくらい唇を吸われてやっと慶が解放してくれた。
「ばっ、ばかぁ…!このボケぇ…っ!死ぬわ!酸素足りなくて死ぬわボケッ!」
「あ、ごめそごめそ」
「お前絶対反省してねぇだろ!」
こいつめ…反省の色すら見せねぇやん…
くっそやろぉ…ぶっ潰したるわ。
「してるってばよ〜♪」
なにがてばよ〜♪だ!!誰が某忍者漫画の主人公出せっつったかゴルぁ!!
「許さん!慶のバカ!アホ!ボケ!スケベ!変態!ど変態っ!!!!」
「ごめんって〜伊澄ゆるして〜」
用具室の床にあぐらをかいて座る俺を、隣で慶がゆさゆさ揺らしてくる。
俺はふくれて慶の方を見ようともしなかった。こいつにはちょっと反省を学ばせなきゃ調子のる…
「ね?ね?ごめんって、伊澄?」
慶が俺の顔を覗き込んでくる。ちょっとドキッてするけど気にしない。このやろ…イケメン近づけんじゃねぇよ…
「ね、伊澄〜?聞いてる?てか生きてる?」
「生きとるわボケ!!」
慶がほっぺたをつんつんしてくるし、生きてる?とか聞いてくるから流石に黙りだった俺も声をあげた。誰が死んどるじゃアホ。
「じょ、冗談だってば〜、伊澄、許してよ、ね?伊澄のこと好きだから〜」
すっ/////////////////!!!
改めて言われると恥ずい…
ま、まぁ?ここまで言うんならゆ、許してやらん事もないってか…?
べ、別に好きって言われたからじゃないからな!!
「い、いいよもう…許してやるって…」
「マジ!?やった〜!!
ってことで………よいしょ………」
急にぐるんと視界が90度傾いた。
な、なにが起こったんだ……
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