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涼ちゃんは昔から授業をサボっているくせに、普通に勉強ができる。
いつどこで勉強しているのやら……
毎回毎回、俺に授業聞かせて後から「写させろ」だの言ってくる。
正直やめてほしい……
「あずさ、あとよろしく……」
「じゃあお昼ご飯奢ってよ!」
それくらい言っても罰当たらないでしょ!いつも涼ちゃん分の脳を働かせてるんだから!
「金欠な俺にそれをいうか?」
「じゃあ、いつでもいいから俺の話を聞いて!」
涼ちゃんには知っておいてほしい、俺のこと。もしかしたらこの体のせいで涼ちゃんに迷惑かけるかもしれないし……
「いつも聞いているだろーが……」
「ふんふんとかしか言わないじゃん!ちゃんと聞いているのかわかんない!」
涼ちゃんは普段から俺の話を聞き流す癖がある。どうせくだらない話だろうと思って聞いているのだろう。
そんなことを考えていたらあっという間に涼ちゃんは眠りの中に。
「もぅ、涼ちゃんってば……」
少しは真面目に聞いてよね……
授業が終わり涼ちゃんを起こす。
「涼ちゃん……涼ちゃん……」
何度揺さぶっても起きない。
大学でそんな深い眠りに入らないでよ……
手のかかるなぁ……もぉー……
仕方がないので耳元で大声を出す。
「涼ちゃんってば!」
「うわぁっ!!ビックリした…そんな耳元で大声出すなよ……」
「授業終わったのに寝てるからだよ!早く起きて!学食いっぱいになっちゃう!」
昼はいつも学食の席がいっぱいになってしまう。だから終わってすぐ行かないと場所がなくなってしまうのだ。
俺は涼ちゃんを引きずり起こして学食へと向かう。
なかなか席が見つからない……
だから言ったのに……そう思っても涼ちゃんはなんとも思わないだろう。
もう見つからないから相席でいいかな……
空いてる場所を探すのをやめて一人で座っているテーブルを探す。
あ、あった……
誰かに取られる前に声をかけようとする。
でも……
あ、この感じヤバい……かも……
この男のフェロモンを感じて発情しかかる。
でもここで発情するのはマズい。学食には大勢の人がいる。こんなところで盛れば何を言われるか……涼ちゃんにも迷惑が……
必死に発情するのを抑えて男に話しかける。
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