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「婚約者だからといって、お前の進路に関わることはしたくない。だから大学、行ってもいい」
「うん、わかった。じゃあ明日からまた大学に…」
『行くね』と言おうとしたんだけど。
「その代わり条件がある」
「条件?」
な、何で大学に行くだけなのに条件なんかつけられるのだろう。
「ちゃんと薬は常に持っていろ。あげた香水もだ。何かあったときのために携帯も常に持っていろ」
「ちゃ、ちゃんと発情対策はするよ?何かあったら純祐さんに連絡する」
もう純祐さん以外の人に触られるのはイヤだし……
「それと、指輪。イヤだったらはめなくてもいいから、なくすなよ」
「なくさない。ちゃんとネックレスにして持っておく。…てか、本当にもらっていいの?」
「俺があずさに贈ったものだ。貰わないということはお前は俺の気持ちを受け取ってないのと同じだ。あずさ、もらってくれないか?」
真っ直ぐな目。そんな目で言われたら、受けとるしかないじゃん……
「うん……」
「あずさ、好きだ」
俺を包み込むように優しく抱き締める。
「俺も…好き……」
まだ『好き』っていうことに恥じらいはあるけど。
嬉しそうな純祐さんを見たら、言って良かったなって俺も嬉しくなっちゃうんだ。
「さて……」
ドサッ……
俺はなぜかそのままソファーに押し倒されて。
「今日はここでしよう」
しようって……何を……?
『?』を浮かべている間に服の隙間から純祐さんの手が入ってきて。
「ま、まさか……また?」
「そのまさか」
「え、ムリ!ムリムリッ!」
この一週間でどれだけヤるつもり!?
「ここがイヤならベッドにするか?」
「そういう問題じゃ……あ、仕事!仕事あるでしょ!?ね!仕事しよ」
「終わった」
終わった!?俺と話ながらして!?
「きょ、今日はやめよ?明日から大学行きたいし…」
「俺を焦らすな。諦めろ、あずさ」
俺をお姫さま抱っこし、寝室へ向かおうとする純祐さん。
「お、降ろせヘンタイ!」
「そんなヘンタイが好きだろ?」
「へ、ヘンタイは好きじゃないわぁー!!」
[end]
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「つながり」をご覧いただきありがとうございます。きゃこです。
本編としてはここで完結とさせていただきますが、
純祐side や番外編、その後のストーリー等、書いていこうと思っています。
引き続きご覧いただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたします♪
きゃこ
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