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「当たり前だ。お前に呼ばれたら来るに決まってる」
涼ちゃんと坂口くんを見て誰なのかと聞かれた。
「話していた幼馴染の涼ちゃんと、涼ちゃんの恋人の坂口くん」
「…」
な、何かめっちゃ2人のこと見てるんだけど……
も、もしかして会わせない方が良かった…?
「純佑さん、お願いなんだけど……」
「何だ?」
「涼ちゃんがね、純佑さんのことよくわかんないけど、疑ってるみたいなんだ。だからこのあと時間があるなら、お話しする時間でも作ってほしいんだ」
「疑う?」
「うん、純佑さんが俺のこと騙しているんじゃないかとか、変な妄想しているみたいで……
俺は2人のこと大切だからなるべく誤解してほしくないんだ。涼ちゃんにも、純佑さんにも」
俺の周りに人が集まることがあっても、本当の意味で信頼できるのはあまりいない。
だから数少ない信頼できる人をこれ以上欠けないように……なんて自己満足でしかないかもしれないけど……
「…あずさのお願いなら仕方ない。今の俺の自宅がいいか?それとももうちょっと広い前のところがいいか?」
「い、今の自宅でいいです……あんな広い豪邸みたいなところに連れていかれても、ますます疑うかもしれないし……」
「わかった。その代わり、後で契約金もらうからな?」
「契約金……?」
それってお金払うってこと?
「今日はベッドにするか、それともソファー、風呂でもいいな」
「契約金ってまさか……」
エッチのことですか!?///
「俺がお前に金払うなんて言うわけねぇだろ?お願いされたのは2回だな。じゃあ優しい俺に免じて、ソファーとベッド、一回ずつにしてやる」
「そ、そんなのムリ!///…い、いつもはキスでの契約だったくせに何で今回は……それにキスでいいって……」
「そんなこと言ったか?」
自分の都合が悪いのかとぼけ始める純佑さん。
はぁぁ……せっかく復活したのに、すぐにまた休みを取らなきゃいけないはめになりそうな予感……
純佑さんの車に2人とも乗せて行くはずだったのに、なぜか2人はタクシーで行くことに。
「何で2人を車に連れてこさせなかったの!?まだ乗れるじゃん!」
「別に良いだろう。タクシー代は渡してあるし、道も運転手に言った」
「渡したのも道を教えたのも空邪さん。純佑さんは命令しただけでしょ。無駄にお金を使っちゃって……」
「だからお前が俺の金の管理をすればいいじゃないか。早く嫁になれ、あずさ」
「そういうこと言って……俺はまだ結婚するとか言ってないから!てか何度も言うけど、結婚できないって!」
「あ、良いこと思いついた」
きゅ、急に何!?
「何?」
「一度、同性同士で結婚できる国に住んで、結婚したら日本に戻ってくるのはどうだ?」
「そ、その金は?」
「俺が出す」
またこの人は……
「少しは節約しろ!!この無駄遣い金持ち野郎が!」
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