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1 A small prologue story
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「きっとすぐ帰ってくる。だから良い子にしてて」
「わかったよ母さん」
「…慧ちゃんは良い子だから待てるよね??」
「うん」
母さんが帰ってこない…
あれから何時間…何日経ったかな。
そういえばご飯食べてないな。
お腹もすかなくなっちゃったや。
母さんまで俺を残して行っちゃったの?
姉ちゃんも父ちゃんも帰ってこないよ?
ずっと僕良い子に待ってるのに。
ねえ
僕を…
俺をおいていかないで…
ハッ…ハァッ…んっ…
また夢か。
あれから4年経ったのに…
それは小6の寒い冬の思い出。
母さんの出て行ったままの床は…
凄く冷たくて固くて無機質で。
もう俺死ぬのかな…
そう思ってたっけ。
でもあの時全然見かけない俺を心配して優が助けてくれて…
まだ4時か…二度寝しよ…。
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