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春 VI
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一瞬固まった後、すぐにハッとした俺は急いで部屋に入りカバンを無造作に床に放り投げると、声が聞こえた方へと走った。
恐らく、先程の悲鳴はここから聞こえたであろうと思われる部屋のドアを勢い良く開ける。
「ど、どうした···?!」
部屋の中には男が4人。
そして──────その部屋の中央では、小柄な男の上にメガネのイケメンが跨っていた。
「····」
「····」
「····」
「····」
「····」
これは一体どういうことなんだろうか···───?
アレですよね。跨ってすることなんて一つですよね。
ズバリ、お馬さんごっこでしょう!
····いや、冗談はよして。
これって合意なの?叫んでたのってやっぱそういうアレ?あれ、そういえば男同士でも強姦罪って通用するんだっけか。
うん。とりあえず、
「···えっとー···その、何して、るんですかね···?」
やっぱ本人に聞くのが1番でしょう!
俺が話しかけると、ポカンと口を開けていた小柄な男が大きく目を見開くと、「た、助けてくれッ!こいつらが、こいつらが俺を!!」と、上に跨る男を振り落とそうと暴れ始めた。
まあでも実際には小柄な男はメガネのイケメンに跨られているので、ジタバタしているだけで何の抵抗にもなっていない。
···なるほど、確によく見ると小柄な男の目になんとなく涙が浮かんでいるようにも見える。
よし、そういうプレイの線は無しですね!
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