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入学式ということもあって、授業もなく早く終わった。
伶真とは学校では一緒にいるけど、家の方向が真逆なため、帰り道は1人だ。
花崎は知らん。
関西から来たっていうから野宿でもしてんじゃねぇの。
「仕方ねぇから今度泊まらせてやろ…」
なんてことを呟きながら校門を出て、学校のすぐそばにある曲がり角を曲がろうとした。
曲がろうとした。
「んっ」
「はーい、ちょっと大人しくねー。」
「騒いだらぶん殴るからな」
後ろから急に口を塞がれて、強引に歩かされる。
このまま行けば何が行われるのかすぐにわかった。
慌てて掴む手を振りほどこうとするけどビクともしない。
おそらく先輩だろう。
…まずい。
この状況、まじでまずい。
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