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部活動紹介後 奏輝sid
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「お疲れ~、皆今日も良かったよ!!」
「あ、奏輝~お疲れ~超緊張した~」
斉藤荒太(さいとう あらた)俺の高1の時に出来た友達。
「ん?荒太、お前緊張なんてするのか?」
「するわ!もう一年、一緒なんだから分かれよ~」
「いや、一年、一緒に居てそう思ったんだが…www」
「奏ちゃん、ひど~い~」
「ちゃん呼びはやめろ。気持ち悪い。」
「ははは、やっぱり、お前らのコンビは抜群だなww」
「あ、裕也先輩、お疲れです。」
東堂裕也(とうどう ゆうや)俺の前の部長。
「裕也でいいよ。お前、後輩だけど部長なんだからさ。」
「いや、さすがに裕也呼びは気が重いですよ。敬語じゃなくていいってぐらいで十分です。」
「まあ、好きなようにすればいいさ。」
「はい。」
「乙~奏ちゃん!」
「あ、お疲れです。怜先ぱ…怜ちゃん。」
「あ、今、先輩って言うつもりだったでしょ。やめてよね。堅苦しいし、可愛くないから。」
「すいません。怜ちゃん。」
椿怜(つばき れい)この部で女役人気NO.1
「今回は許してあげるけど…次からは気を付けてね?」
「はい。…」
「うわ~お前いいな~俺の愛しの怜ちゃんからウインクもらえるなんて…俺もほしいな~」
「「「俺も!!」」」
「はいはい。」
「お前は何回ももらえるから、そんな余裕かましてられるんだぞ!」
「「「そうだ!そうだ!」」」
「はいはい。いいから、もう指示出すぞ。」
男子校とは不思議なもので男が男に向かって愛してるだの何だのってわあ~キャ~するようになる。
はぁ~俺にも分かる時が来るのかな…一生、分かりたくないけど…
「え~まず各自、自分の衣装を片付けてください。今から15分後までに保管室に持って行ってください。各自の片付けが終わったら、二年は後片付け、三年は今度行う、新入生歓迎会の用意をしてください。お願いします。」
「「「は~い」」」
「でわ。行動してください。」
ある事件から自分の衣装は自分で片付けし、部長が保管室に鍵を閉めることになった。
ある事件とは、怜ちゃんが高1の時の話で、その時から人気が凄かった怜ちゃんの衣装が盗まれて、学校裏サイトのオークションに出されていた。それはもう凄い値段で落札されたそうで…さらには嫌がらせで服が破られていたりなど…それを見かねた前の前の部長が鍵を掛けるようにしたのだとか…
でも、怜ちゃんとか女役の子たちにドレス運ばせるのはきついよな…
着るのと運ぶのとでは違うし…それに女役の子は背が皆低いから引きずりそうだし…
「怜ちゃん、手伝うよ。ドレス重いでしょ。それに引きずって汚れるとせっかくの可愛い衣装が台無しだしね。」
「ありがと~」
「おい!荒太、他の女役の子たちのドレス一緒に運んでやってくれ。一緒にだぞ!」
「おう。了解!」
「ありがとう!」
なんとか15分後に閉めれるかな…
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