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215 2018年9月14日
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昨日の夜、実はこっそり下剤を飲んだ。お腹が痛くなりにくいものを選んだ。
今日、風見さんと一緒になる。そのための準備だ。
風見さんは優しい。おれに心と体の準備をさせてくれる。
下剤を飲んだのは、綺麗でいたかったから。
それが正解なのかは分からないけれど、初めての夜は綺麗なおれでありたかった。
風見さんのがおれに入る。
果たして本当に入るのか・・・正直、怖い。
それでも、風見さんを受け入れたかった。
おれだって風見さんのことを愛しているんだ。
風見さんが、おれを闇から引っ張りあげてくれた。
その魔法の手にそっとキスする。
「愛してる・・・。」
起きて、朝ご飯の支度をしよう。
ベッドから抜け出し、準備を進めていく。
と、その時背後から長い手が回って抱きしめられた。
「おはよ。」
「・・・おはよ。」
振り返って、おれも抱きしめた。
「まだ5時だよ、早すぎない?」
「うん、ごめんね、起こした。」
「いや、大丈夫。・・・緊張してる?」
「・・・うん。」
顎を掬われ、キスをした。
「俺もだよ・・・好きすぎて、ヤバイよ。」
そう言って、心臓のあたりに耳を押し付けられる。
「ふふ・・・本当だ。心臓の音、早い。」
「晩メシ、買って帰ろう?・・・もうオアズケは無理。」
風見さんの心臓の音を聴きながら、うん、と頷いた。
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