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・・・部屋に戻り、唇を重ねた。
おでこを合わせて、お風呂入れてくるね、と囁くと、おれたちは互いのやるべき準備を始めた。
おれは、お風呂をためて。
風見さんは、バスタオルを敷いて。
たぶん、今日買ったローションと、スーツケースに入ってるゴムの用意をしているだろう。
溜まっていくお湯を見ながら、小夜は変わっていく自分の体の事を思った。
どんどん、風見さんを受け入れる体になってきている。
勃起しても、そこでイかなくてもイケるようになった。
むしろ、ナカでイッたほうが、強烈な快感で永遠に続くような苦しい程のエクスタシーに苛まれる。
おれ、今日、綺麗かな・・・。
今から受け入れる部分が汚かったら嫌だ。
・・・女の子だったらよかったのに。
でも、女の子なら東京に出てなかったかもしれない。
おれが男で、東京にでてきて。
風見さんが働く街で、おれも働いてて。
きっとおれが女の子なら、おじさんは手伝いに来いと誘ってくれなかったと思う。
そう考えると、おれが男だったのは運命だったのか。
「小夜?」
「・・・もう、溜まるよ。」
「小夜、おいで?お湯とめて、一緒に夜景見よう?」
おれの運命の人は、包容力のある素敵な男性だ。
両手を広げて待つ彼の元へ、駆け寄って行った。
風見さんからヒョイと抱っこされて、おれは良い香りのする彼の首に鼻をすり寄せて掴まった。
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