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家庭教師?
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あの日から一週間。
最初の日はとにかく怖くて怖くて震えていたが、何日たっても何も変化は無くようやく、安心して普段の生活に戻っていたのだが、母親の前で正座させられている。
「とおる……最近テストの点が凄く落ちてるって先生から聞いたんだけど本当なの?」
「………」
汗が止まらない。今は下を向きただ畳を見ることに徹している。前を向いたら般若がいるから顔を動かせない
「答えない!」
ビクッ
「…………はい」
「友達と遊ぶのも良いけど!勉強もしなくちゃダメでしょ!?」
「まぁまぁ、母さん。とおるだって反省してる事だし「あなたは黙ってて!」……はい」
父が弱すぎて悲しい
じっと下を見つめて動けないでいると母親がはぁっとため息を着いたのが聞こえた
「とおる!しばらく外で遊ぶの禁止。ゲームも禁止です」
「そんな!」
ばっと親の方を向けば紙がテーブルの上に置かれていた。
「と言うのは嫌でしょ?お母さんもそこまでしようとは思ってないわ。だから家庭教師をお願いする事にしたから」
「家庭教師?」
「そうよ。1日4時間夜の6時から10時まで、そうしたらあなたも友達と遊べるし、お母さん達も10時頃には帰って来れるから夜安心だしね」
「そんな勝手に!」
「文句を言うなら本当にさっき言った通り外出もゲームも禁止にしますからね!」
「………はい」
ガックリとうなだれるしか無かった。
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