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謎解きに始まり
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「つまり、下駄箱から靴を盗み出し教室に戻り体育館裏へと投げ込めた人物は、お前しか居ないんだよ!立花!」
指を指された立花は驚きの表情を浮かべ冷や汗を流し、口を開いた。
「なっ!?違う俺じゃない!」
「立花、お前…浪川の事親友だって言ってたじゃんかよ」
「親友だよ!茂原なにを出鱈目言うんだ!」
今にも茂原に飛び掛かりそうな立花の前に、学園一二を争う程の人気者の内山が睨みを利かせる。
そんなことはお構い無しに茂原は口を開く。
「出鱈目なんかじゃない。検証済みなんだよ。そして、それが出来るのは野球部の立花にしか出来ないってことも物語ってるんだ」
「……」
「立花、なんで」
「浪川が俺の彼女を取ったから悪いんだ!あんな奴親友でもなんでもねぇーよ!」
「立花くん。浪川くんはそんな人じゃないよ」
「葉月になにがわかんだよ?彼女も出来たことない奴が、一番うぜーんだよ!」
「あっ」
立花は葉月に手を伸ばした。
しかし、立花の行動は、彼よりも遅かった。
ドタンっと教室の床に倒れた立花は右腕を背中に回され更に力を込めれば折れてしまいそうな体勢にさせられていた。
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