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文化祭。昴side.
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「なんでだよ、バカ!!」
こんにちは、お久しぶりです、早坂昴です。
僕は今、めったに怒鳴ったりすることがない海斗に怒られています。バカだの♪アホだの言われて若干傷付いてますが、眉間にシワを寄せて、口を大きく開けて怒る海斗も可愛い今日この頃です。
「しょうがないでしょ?決まっちゃったんだから」
「だからって、なんで文化祭の出し物が女装喫茶なんだよ!?」
「知らないよ。僕のクラスが変態率高いせいで、一般人に勝ち目が無かったんだよ」
「そんでなんで昴が接客なんだよ!」
そう、僕は今回の文化祭で、女装喫茶・烏で接客をやることになった。
海斗はそれに対して、こんなに激しく怒っているのだ。
「普通の接客ならまだしも!女装って…女装って!
似合いすぎてナンパでもされたらどうすんだよおおおおおおおおおおおおお!!」
「普通のならまだしもってどういう意味?」
海斗は僕がナンパされないか、とにかく心配らしくて、女装喫茶をやると告げた三日前からずっとこんな調子だ。
馬鹿だなあ、僕みたいなのが女装したところで、ナンパなんてされるわけないのに。
「あっ」
「あ?」
「じゃあ海斗も一緒にやる?」
「へ、」
「海斗のクラス、なにも出し物ないよね?」
「へ…?あ、え…?」
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