アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
まふそら〜ずっと隣に居たいから。〜 4
-
そらるside
今日は、3月7日。まふに、今年で引退しようと思っていること、そして、
好き、だってことを、伝える日だ。
俺は、昼の15時からまふの家に行くことにした。
ピーンポーン
「はぁーい…って、そらるさん!?早くないですか!?何で…??」
言われてみれば、いつもは17時くらいだっけ。理由は、もちろんある。
言うのは少し気が引けたが、どうせ好きだと言うんだ。
「最近、あんま会ってなかったし…早く、会いたいなって…」
「…っ!?な、何で、そういうことを…」
まふは俺に背を向けて、そう言う。こちらから見えるまふの耳は、少し赤くなっていた。
「まふ、ゲームしよ?やっぱりまだ早いし…」
「そ、そうですね!さぁ、行きましょうか…!」
すると俺はまふに手を握られ、リビングに。え、な、なんで…??
「あ、の…ま、ふ…??」
俺の顔はきっと真っ赤だ。だから、思い切り顔を背けて言う。
「へっ!?な、何で僕そらるさんと手繋いでるんですか…!?」
「まふが、掴んできたんだろ…!」
俺は必死に言う。無意識だったのか…!!
「…そらるさん、真っ赤じゃないですか」
それでもまふは、手を離そうとしない。むしろ、さっきより強く握っていた。
「だ、だって、まふ、が…っ!」
「これまでも、何回かありましたよ…?熱、ですか…?」
「違う…!!だっ…て…俺、まふ…が……!!」
あ。
俺は、言ってしまって気付いた。
「僕、が、どう、したんですか…?」
考えてたのとは違うけど、もう言おう。
「俺、は…まふ、が、好き、だから」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 78