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さかうら〜絶対に離さない。〜 3
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坂田side
うらたさんの声が聞こえ、目を覚ます。
うらたさんが俺を起こしてくれたことが嬉しかったが、うらたさんに冷たくされていたことを
思い出して、気持ちが沈んでしまった。
うらたさんは…僕のこと、好きじゃないのかな…。
そう思い、うつむいていると、
「さかた」
うらたさんに呼ばれたけど、僕は顔を上げられない。
「さかた、こっち向いて」
「いや…です…」
すると、ため息が聞こえたかと思ったら、耳に息を吹き込まれた。
「な、何………っ」
振り向かざるを得なくなった僕は、耳を抑えながらうらたさんの方を向くと、キスをされた。
「…ごめんな、坂田…」
僕が唖然とうらたさんを見ていると、急に謝られた。
「何で、謝るの…?」
「…俺が、冷たくしてたのは…」
「さかたに、もっと構ってほしかったから」
あ。
そうだった。俺が冷たくされる前は、俺が忙しくて、うらたさんと遊べてなかった…。
「気付かなくて、ごめん…」
「ううん、良い…さかたも、許して、くれる…?」
「もちろん!あ!じゃあ」
「ん…?」
「もう1回、うらたさんからキスしてほしい…!」
うらたさんからキスされたのは、これまでで本当に数える程しかない。
「なっ…!!」
「なぁ、お願い!してくれたら、俺もキスするから!」
「…分かった」
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