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うらさか〜お前の隣が、良いんだよ〜 2
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坂田side
もう!!うらたさんのばか…!!
僕は手の甲で口を抑えながら廊下を歩く。
うるさいからって、手を使うのがめんどくさいからって…!!
キスします!?!?
あー、もう…今、僕の顔、きっと真っ赤だ。
頬に手を当てると、予想通り熱くなっている。
そのせいで、うらたさんの部屋からそんなに遠ざかっていないのに、恥ずかしくなってその場に
しゃがみ込む。
すると、
「ふふ…かーわい、俺の彼女」
という、うらたさんの声が聞こえ、余計に頬が火照るのが分かった。
「……ばか」
弱々しく言うことしかできないのは、うらたさんのことが好きで好きで堪らないからであり、
そういう言葉が嬉しいんだなぁと自分で思い、また恥ずかしくなる。
はぁ…俺の、ばか。
恥ずかしさを振り払うためにリビングに急いで、イスに座る。
けど、中々うらたさんが来ないので、叫んだ。
「うらたさぁ〜ん、まだですかぁ〜?」
「はいはい、今行きますよー」
テキトーだな…と思いつつ、ちゃんと返事してくれることが嬉しくてにまにましてしまう。
「はい、来たよー…って、何にまにましてんの、気持ち悪い」
「な…!気持ち悪いとは何だ、気持ち悪いとは…!」
「そのままの意味なんだけど。…なに、俺のことでも考えてた?」
そう言ってにやにやしてくるうらたさんは、本当にずるい。
それに、この状況で、何でご飯食べれてんの…!!
「〜っ、そうですよ!!うらたさんのこと考えてましたよ!!」
「あっはは、可愛いなぁ〜」
「可愛くなんか……っ!!」
またうらたさんに口を塞がれる。
「もう…っ!朝なのに、何回するんですか…っ!!」
「んー、俺の気が済むまで、かな〜」
「な…!!それ、だめなやつ!!この後打ち合わせだから!!お願いだから!!」
「え、打ち合わせ終わった後だったら良いの?」
「〜〜〜!!キ、キス、まで、なら…」
僕は、恥ずかしさを堪えて言う。とにかく、今はだめだ…!!
「む〜…昨日も言われたなぁ、それ…?」
「だ、だめなもんは、だめです…!!」
「いじわる〜。じゃあ、今度、お仕置きな?」
な…!!!
「さ、打ち合わせ行こうぜ〜、どうせ、準備できてるんだろ?」
僕は猛烈な恥ずかしさとほんの少しだけの怒りに震えながら、
外で待っているうらたさんを追った。
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