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ころん総受け〜僕の方が、好きだよ〜
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ころんside
こんにちはー!
今、僕の家には、すとぷりの皆が居ます!!
前、集まったときに言われたんだけど…皆、僕のこと、が…好き、らしい。
僕も好きだから、もちろんOKした。
どうやら、彼らによると、僕はツン×10デレぐらいらしい。…そんなに?
まぁ、それは良いんけど。
まずい。非常にまずい。本当にまずい。
明日は録音しようと思ってるのに、皆が襲おうとしてくるんだけど…!!!
「ねぇ、ころちゃん…だめ、ですか?」
るぅとくんが持ち前のあざとさ全開で話しかけてくる。
「だぁーかぁーらぁー、明日録音するんだってぇー!!」
そう言って近寄ろうとするるぅとくんを押し戻す。
「録音は別に明日じゃなくても良いじゃん〜」
「そうそう、ころん!莉犬の言う通りだよ〜」
「さとみくん、便乗しないで!!やる気になったときにやらないとできないの!!」
僕は大声を上げる。実際、本当のことだし。
「別に良いやん、ころん〜皆が集まれることもそんなに無いんやで〜」
「そうそう〜」
「もう、なーくんにジェルくんまで…!!」
僕はため息をつく。
「ころちゃんが構ってくれないのが悪いんです!」
少しふくれ気味にるぅとくんが言う。
「うっ…」
図星なので、言い返せない。
「……でも」
るぅとくんが、少し悲しそうになりながら、笑顔で言う。
「ころちゃんが、そっちの方が良いなら、それで僕は良いですよ」
「…!!」
「確かに、そうかもね?るぅとくん」
「じゃあ配信しながら、ゲームでもしようよ〜!!」
「おっ、良いね〜」
「じゃ、ころん、何する?」
わーわーと騒ぎ出した皆とは反対に、僕は自分が少し子どもに見えてしまって、うつむく。
確かに、困るけど!!困るし、恥ずかしいけど!!
……こんなに、大事にしてくれてるんじゃん。
「……好きだなぁ」
そんな風に思ったら。
つい、こぼれ出た。
皆の動きが、止まる。僕は、口を手で抑えた。
「……え?ころ、ちゃん…??」
「あ、え、僕……今、な、」
「あー…生殺しでしょ、こんなの…」
「な、さとみく、ちょ、わぁ!?」
さとみくんに抱きかかえられる。抵抗するが、全く歯が立たない。
「……ころん、食べてあげる」
耳元でなーくんに囁かれ、身を縮める。
この後、僕がどうなったかは……なーくんの、言葉の通りです。
次の日の朝、起きたら案の定腰が痛かった。
「もう、皆…どうしてくれるの……!!」
昼の11時ということもあり、皆帰っていて、少し寂しくなる。
すると、テーブルの上にメモがあった。
「ころちゃん、おはようございます!僕たちは用事で帰ります、ごめんなさい!
あと、昨日のことですけど…僕達の方が、好きですよ」
少し赤くなるが、むっとなる。何だと。
「僕の方が、好きだよ!!」
ありったけの力と思いを込めて。皆に、届きますように。
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