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まふそら×さかうら〜絶対に忘れないから。〜
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まふまふside
皆さんこんにちは!
退院してから、そしてそらるさんと付き合い始めてから、2ヶ月経とうとしてます。
僕は元気です!
けど…病院で目覚める前の記憶は、まだ無いです…
それを心配してか、そらるさんは僕の記憶が戻るまでの間、僕の家に住んでくれるみたいなんです…
僕は断ったんですよ!?でも、何かがきっかけで戻るかもしれないから、って言うので、仕方なく…
ほんとは、嬉しいんですけどね。…そらるさんと、ずっと一緒に居れますもん。
「まふー?起きてるだろー?ご飯できてるぞー」
「あっ、はい!」
僕は寝室を出て、ダイニングへ向かう。
「おはよ、まふ」
「そらるさん、おはようございます!」
テーブルには美味しそうなご飯が2人分、並んでいる。
「そうだ、まふ。今日、うらたくんと坂田が遊びに来るって」
えーっと…あ、あの2人か!
「分かりました!楽しみです」
僕が笑顔を向けてそう言うと、そらるさんはふふっと笑う。
「そらるさん?」
「いや、可愛いなぁ、と……って、何言ってんだ俺」
少し頬を赤らめて、手で口元を抑えるそらるさんに、僕も恥ずかしくなる。
「た、食べよう!冷めるから!!」
「あ、あっ、はい!」
そらるさんが勢い良く言うので、頷いてしまった。
こういう所は、僕よりそらるさんの方が可愛いと思うんだけどな…
と思いつつ、ご飯に手をつける。
「最近、朝夕寒いですよね〜」
「そうだな〜、日も短くなってるし」
「あ、そらるさん、ご飯粒が…」
場所を教えたけど、全く分かってない様子……
「え、どこ?分かんないんだけど…」
「ん〜〜もう!」
僕は立ち上がり、そらるさんに近寄る。すると、そらるさんはきゅっと目をつむった。
え、可愛い…
「…早く取れよ」
じとーっとした目で睨まれ、少し意地悪したくなったので、顔をそらるさんに近づけた。
「なっ!?」
僕はそらるさんの頬についたご飯粒をなめ取り、そのままキスをする。
「な、な、何を…」
「さぁ、なんでしょう?」
「……」
そらるさんは真っ赤になって俯いたかと思うと、黙々とご飯を食べ始めた。
僕はそんなそらるさんを見てにまにましていると、
「お前ら、朝から何してんだよ…」
「ピンポンしても出ないから合鍵で入って来ちゃった!っていうか朝ごはん遅過ぎじゃない!?」
「な、えぇ!!」
僕たちをうわーという目で見るうらたさんと、うらたさんの後ろからひょこっと飛び出して満面の笑みのさかたん。
「遊ぶんだから、早く食え」
「そうだぞー!早く食え、早く!」
「え、ちょっと待って急かさないでよ!」
「ていうか2人が早いんだよ…まだ集合時刻30分前じゃん」
「ほう、集合時刻30分前ならご飯食ってイチャイチャしてて良いのか」
「なっ、イチャイチャなんか、してな……してるのか……」
うらたさんの言葉に、そらるさんは少し頬を赤く染める。
「折角早く来て遊ぼうと思ったのにー…」
「さ、さかたん、ごめんね?」
「じゃあ早く食べろ」
「はい、すいません」
はぁ…と僕はため息をつく。
僕とそらるさんが大急ぎでご飯を食べ、流しに食器を持っていくと、
「あ、じゃあ、うらたさん!僕らもイチャイチャしま「しない」即答やん!!えぇ!!」
という2人の声が聞こえて来て、そらるさんと僕は同時に吹き出してしまった。
「え、うらたくんと坂田ってそんな関係だっけ…」
「違いますよ、こいつが勝手に言ってるだけっすよ」
そう言ったうらたさんの顔は少し赤い。え、ほんとに…?
「そんなこと言ってー!俺は知ってるんやからなー!」
「何をだよ」
「ふふふ…」
「え、何それ怖い…」
収集がつかなくなってきた…
「……あーあーあー!!ゲームしよゲーム!!」
「そっ、そうだね?」
「しよしよ!!何でそらるさん疑問系なの…ほら坂田、行くぞ」
「なっ、皆ひど!!…はーい」
わちゃわちゃしながら4人でリビングに移動した。
その後は、マリカしたり、トランプしたり、放送をしたりした。
リスナーさんの皆は、大丈夫?と気遣ってくれた。
放送も終わり、うらたさんとさかたんが帰り、
いつも通り、そらるさんと寝室に入って、一緒に眠ろう。
そう思っていた。
けど、僕は、
これから起こることに、そして、そらるさんの気持ちに、気付きもしなかったんだ。
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