アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
そらまふ〜誕生日おめでとう〜
-
そらるside
今日は、付き合って初めての、俺の恋人であるまふの誕生日。
でも、プレゼントは買ってない。まふと一緒に買いに行って、欲しい物をあげようと思う。
ピーンポーン
「はいっ!」
元気な声と共に、ガチャリとドアが開けられる。
「まふ、誕生日おめでとう!」
「ありがとうございます…!!…とりあえず、上がってください!」
え?
「買いに行かなくて良いの…?」
「えーっと、とにかくとにかく!」
珍しく、まふから手を取って引っ張られ、リビングに行くと、
そこには、うらたくんや坂田、天月、luz…
「なんで…」
「えへへ…」
俺がびっくりしてまふに聞こうとしても、まふは照れながら笑うばかり。
「あれ、まふ、そらるさんに言ってないの?」
「まふにとってのプレゼントはなぁ、「わーー!!luzくん待って!!僕が言う!」あはは〜」
「えっ、え?」
俺が坂田とluzとまふの顔を見比べて困惑していると、握られた手に、きゅっと力がこもった。
思わずまふの方を見ると、まふは頬を赤くして、俺の方を見ていた。
「…僕にとって、皆が、そらるさんが誕生日に隣に居てくれるだけで、嬉しいんです…!」
「こうやって、僕の居場所が、ここにあるってことが、嬉しいんですよ…!!」
少し前に「完成したんです」ーーそう言われ、聞いた『とおせんぼう』を思い出す。
『ボクはここにいるよね ね?』
気がつけば、俺はまふを抱きしめていた。
まふまふside
「そ、らる、さん…!?」
皆も居るのに…!!
「まふ、お前がどう言おうと、どんなことがあろうと、さ」
「俺の隣から、離してやらないし、」
「お前の居場所は、ここだよ…」
僕は、ぽかんとそらるさんを見る。
すると、僕たちの周りが暗くなった。
「そうだよ!!何悲しいこと言ってんの…!!」
「お前の居場所は、俺たちが何があっても守ってやる」
「まふくんが居ないと、楽しくないよ…」
「だからさ、もうそんなこと、言わんといて」
少し怒ったような、泣きそうな、さかたんと、うらたさんと、天月くん、luzくんの声が聞こえる。
そして、そらるさんは僕の顔を見て言った。
ーーーここに居て、良いんだよ。居て、ほしいんだよ。
僕は、目を見開く。涙が、頬を伝う。
ーーーまふ、愛してる。
そらるさんの声を耳元で聞いたことと、
皆の温もりで、涙が後から後から流れる。
皆は、僕が落ち着くまで、僕を離さないでいてくれた。
「ケーキ、食べよっか?」
僕が落ち着くと、さかたんが、にこりと笑って言った。
『まふ、誕生日、おめでとう!』
end.
後日…
「あの、そらるさん」
「んー?」
「僕も、その」
「なに?」
「愛して、ます…」
チュッ
「…可愛すぎ」
「〜〜っ!!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
60 / 78