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りいころ〜たくさんの愛を、君に〜
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学パロです!年齢差は無しでお願いします……!
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ころんside
ガシャーーン!!!
「ひっ…」
僕の左隣には、校舎の壁に叩きつけられて、曲がった鉄パイプ。
そして、目の前には、制服を着くずし、タバコをくわえ、いかにも不良って感じの男。
それが大量に居るのだから、たまったもんじゃない。
なんでこんなことになってんだ……!!
心の中で叫ぶが、原因は分かっている。
僕が、彼らの存在を生徒会長に伝えたからだ。
少なくとも、僕が悪くないのは確かなはず……。
「オイ、こんな状況で考え事とは、余裕だなぁ?」
悶々と考えていると、そんな言葉と共に頬に衝撃が来て、そのまま、ふっとばされた。
「痛ッ………」
殴られた頬に手を当てる。
「さぁ、終わりだよ」
鉄パイプを振り向けられ、昔の記憶が脳内を駆け巡り、絶望と恐怖で僕は目を瞑る。
しかし、いつまで経っても、衝撃は来なかった。
「……?」
うっすらと目を開けると、綺麗な赤髪で、少年とも取れるほど背が低いやつが、
僕を守るように立ちはだかっていた。
そして、その奥には、僕の前に立っていたはずの男が倒れていた。
「もう、大丈夫だから」
彼は、赤い髪を風になびかせ、僕の方に笑みを浮かばせながら振り向く。
その横顔は、びっくりするほど綺麗で、見惚れてしまった。
彼は、キッと前に視線を戻すと、小さいが故の身軽さと身体能力で、
瞬く間に男たちをなぎ倒して行く。
驚きや、安心や、冷めきらない恐怖…色んな感情と、痛みが押し寄せ、僕の意識は遠のいていった。
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