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思い
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しくが正門に着くともう迎えの者が来ていた。
し「すみません...待たせましたか?」
か「いえ...大丈夫ですよ?」
し「あの~お名前は?」
か「私は、椎名 奏です貴方は...」
し「僕は、日衣良 理巧です」
か「理巧君ですね」
し「はい」
か「そうですか...」
し「あの~」
か「はい?」
し「どうして白手袋を?」
か「あぁ、これは、ですね私少々潔癖症でして...」
し「なるほど...それで」
か「はい、それに...ピアノをしていますので」
し「そうですか」
か「余談ですが..私は、幼い時に黒鏡 しくさんに憧れてピアノを始めました」
し「...!!!...」
か「まぁ...何故か最近では、表舞台に出てこないようですが」
し「そうなんですね」
か「はい...正直に言って会ってみたいです...会ってピアノを聴きたい」
し「...その願い叶うと良いですね」
か「えぇ...あの人となら素手で肌を触れてみたいと思える程ですからね」
し「そんなにも美しい音色を奏でている人なんですか?」
か「えぇ....あの人が奏でる音色は、一瞬で引き込まれる音色ですよ...そしてまた聴いてみたいと思うようになる程に虜にさせられるのです」
し「凄いですね」
か「えぇ...何故表に出てこなくなったのでしょうか?」
し「手を怪我したとか?」
か「そんな!ピアノを弾く為には絶対に大切な手を怪我するなんて!あり得ません!」
し「事故に捲き込まれた...とか?」
か「それは...あり得るかもしれません」
し「ならもう戻って来ないのでは?」
か「...そうかも知れません...ですがもう一回だけで良いから聴きたいんです」
し「...そう...ですか」
か「はい...おや?理事長室に着いたようですね」
し「奏さんは、どうしますか?」
か「私は、ここで待っています」
し「分かりました」
...コンコン...
しくは、理事長室の扉をノックした。
?「...どうぞ」
し「失礼します」
...ガチャッ
しくは、理事長室に入った。
そこには、霧斗が椅子に座って待っていた。
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