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目覚め
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あぁ...泣いてる...私の事を思って誰かが泣いてくれてる...この人に会いたい...
母上...ごめんなさい...私は、幸せになりたい
れ「大丈夫よ....私の分まで幸せになって...」
ありがとう...母上
しくは、ゆっくりと目を開けた。
こ「しく!聞こえるか?」
し「...会....長...」
こ「良かった!本当に良かった...」
し「...声が....聞こえました」
こ「誰のだ?」
し「母上と...皇の私を呼ぶ声が...」
こ「...そうか...呼び続けて良かった」
し「ありがとう...」
こ「ッッ!3週間も目を覚まさなかったんだぞ?」
し「3週間...ですか...」
こ「あぁ...本当に心配したんだからな...」
し「ごめんなさい....」
こ「あぁそうだ、あいつら呼んでやらないとな」
し「そうですね....会長...」
こ「どうした?」
し「私...母上に言われました」
こ「何て?」
し「私の分まで幸せになって、と....」
こ「なら....そうするか」
し「えぇ...病院を出て直ぐにしないといけないことがありますのでそのあとに....」
こ「何をする気だ?」
し「...まだ秘密です」
こ「そうか...まぁ想像はできるが...」
その時、病室の扉が開け放たれた。
か「大丈夫ですか!?理巧君!?」
り「大丈夫ぅ?」
く「...理巧...心配」
し「ふふ...大丈夫ですよ」
か「良かった」
こ「こいつらもすげぇ心配してたぞ?」
し「...私...愛されてますね」
こ「あぁ...だから」
し「えぇ...前だけを見ることにします」
こ「良かったな」
し「はい、母上もあぁ言ってくれましたし」
こ「これから幸せになろうな?」
し「えぇ...二人で...」
こ「あぁ...」
か「二人で盛り上がらないでください」
り「そうだよぉ~」
く「...ずるい...」
し「...うっ...」
こ「理巧!?」
し「...大丈夫...ごめんちょっと休みたいかも....」
こ「あぁ、すまん」
か「明日来ますね」
し「うん...ありがとうございます」
り「良いんだよぉ~」
く「...ゆっくり休んで...」
し「はい」
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