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夏休み1
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<生徒会室>
夏休み初め
皇は、他の生徒会委員が旅行で居ないため生徒会室で生徒会の仕事を一人でしていた。
し「皇!今は、夏休みだよ!」
突然生徒会室に入ってきたしくがそう言ったが皇は、パソコンに目を向けたまま...
こ「あぁ...そうだな...」
...と、答えた。
し「旅行に行きましょう!」
こ「無理だ...生徒会に権力が戻っても仕事が多い」
し「そんなの風紀にやらせれば良いでしょう...」
こ「お前...本当に鬼だな」
し「そうですか?それよりも早く準備してください」
こ「おい、行くって言ってないぞ...」
し「もう、飛行機用意していますから」
こ「ついでに聞くけど...自家用?」
し「はい」
こ「...分かった...正門で待ってて」
し「分かりました」
皇は、急いで生徒会室を出て自分の部屋に戻った。
そして、旅行鞄の中に着るものなどを詰め込み正門に向かった。
しくは、すでに正門の外に出ていた。
しくの近くには、真っ黒の大きい車が停まっていた。
こ「お待たせ」
し「うん...あぁ...私の愛車初めてだよね?」
こ「あぁ...すごくかっこいいな」
し「うん...私がデザインしたからね」
突然車の扉が勝手に開いた。
車内には、しくの秘書の時雨が運転席に座っていた。
時「どうぞ...皇様」
こ「えっ...あぁ...はい」
皇は、車内に入り内装を見回した。
外から見ても分かる通り車内は、とても広かった。
そして内装は、どれも豪奢でしく、らしさが溢れていた。
こ「すごいな...」
し「ふふ...皇...なに飲む?」
こ「えっ...じゃあ...シャンパンあるか?」
し「はい...この車は、ワインセラーがありますからね」
しくは、ワインセラーからシャンパンを取り出した。
シャンパンを開けグラスに注ぎ皇に渡した。
こ「ありがとう」
し「いえ」
二人は、乾杯をしてお互い飲んだ。
こ「なぁ?飛行機で何処に行くんだ?」
し「あぁ...沖縄です」
こ「え...沖縄?」
し「はい、私のプロデュースしたホテルに皇を招待したいと思って...嫌でしたか?」
こ「嫌じゃないよ...寧ろ...嬉しい...」
し「良かった」
こ「それよりも...本当に凄いな黒鏡家は...」
し「そうですか?」
こ「あぁ...俺の父親でも黒鏡家には、敵わないって言ってたからな」
し「まぁ....黒鏡家は、特殊ですからね」
こ「そうだったな...」
し「皇には、申し訳ないですが...黒鏡家は、裏の仕事も請けていますから....」
こ「そうだったな...それでしくの手は...」
し「良いんですよ...私も頃合いを見てピアノ活動を再開するつもりです」
こ「そうなのか!?」
し「はい、学園で冬に開かれるピアノ会で私も弾きますので...それで再開します」
こ「そうか...奏の奴喜ぶだろうな」
し「えぇ...密かに弾いていたので腕は、鈍っていませんよ」
こ「あぁ...薔薇園のピアノでか?」
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