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不穏
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その日、皇は一人で出かけた。
しかし、それが駄目だった……
時(しく様!!)
突然時雨が血相を変えて私の部屋に入ってきた。
し(どうしたの?)
時(ハァ…ハァ…皇さんが亡くなられました……)
突然言われた言葉に頭が追いつかない……
し(え……嘘だよね?)
時(…………)
し(なんとか言ってよ!!)
時(すみません……)
私は駆け出した…
きっと、黒鏡病院にいるはず……
私は、病院につき看護師さんに皇の場所を聞いた。
ガラガラ……
病室を開けて入ってみるとそこには、ベッドに横たわる皇の亡骸があった。
霧(さっき息を引き取ったよ……道を歩いてた小さい女の子を車から庇って…それで……)
そんな……結婚の約束もしたのに……
霧(皇君の手には…これが……)
そう言って出したのは、私達のペアリングだった。
私は、それを受け取り一人にして欲しいと言った。
一人になったとたん私は、ひたすら泣いた……
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