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トップとしての役目
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私の最愛の人が亡くなって4年が経った今でも心の底では彼への想いを捨て切れずにいた。
もう、彼はいないのに…。
そんな事を心の中で思いながら、自身が座ってい
る高性能な椅子の前にある社長机の上には大量の
書類が置かれていた。
「毎日毎日、書類とにらめっこかぁ……」
彼と2人きりで自由に過ごしていた学園時代が羨ましい……
……あれ?そういえば、冴島は何処に行った?
私は、書類に印鑑を押しまくりながら私が父上か
ら財閥を引き継いだときからの専属秘書である、
冴島 楓(さえじま かえで)の居場所が気になった。
少し手を貸して欲しかったんだが………仕方ないか。
しばらく一人で書類作業をしていると社長室の扉をノックする音が聞こえた。
しく(どうぞ)
???(失礼します。)
部屋に入って来たのは冴島だった。
楓(しく様に会わせたい方がいます)
会わせたい方?…誰だろう?
しく(分かった。で、その人は何処に?)
楓(真島さん、どうぞこちらへ)
冴島に促されて部屋に入って来たのは私の亡き恋人に瓜二つの顔を持つ人だった。
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